
今後より高齢化社会となる日本では、実に60%以上の国民が「自宅で療養したい」と望んでいることがわかりました。 また、要介護状態になっても、自宅や子ども・親族の家での介護を希望する人は4割を超えています。(※厚生労働省調べ)
それだけ重視されている在宅医療。具体的には医師や看護師が患者さんのお宅に伺い、診察や処置、採血、投薬、看護などを行います。
在宅医療を望まれる方は、大きく分けて3つのグループにわかれます。1つめは、高齢者で歩行が困難だったり、寝たきりの方です。
2つめは、事故や病気の後遺症などで移動が困難な方、3つめは余命宣告された方です。
末期がんの方など、余命宣告された方が残された時間を住み慣れた家で大切な家族と過ごしたいと望まれます。そういう方を支えるケアを緩和ケアと呼びます。緩和ケアは、痛みを取り除くだけでなく、その人らしさを尊重する全てのケアのことをいいます。
近年は在宅医療が重視されており、安心して在宅で療養生活を送る患者さんを支援できるように、ご家族の負担軽減や緊急時対応として、24時間体制で緊急時・夜間の往診、訪問看護を要望する声が強まっています。